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「弱者」概念の変化(太一)

(以下は2007年9月、安倍晋三氏が総理を辞任した後に行われた自民党総裁選について書いた記事です。)
 
<自民総裁選>麻生氏応援の若者約150人、党本部へ (毎日新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/mainichi/politics/story/photo02mainichiF20070924k0000m010049000c/
 
今はネットという集合をかけやすいツールがあるとは言え、
本来は表社会に出たくないようなタイプの若者達が、
総裁選を行っている自民党本部という、今一番目立つ場所に集合している
というのは、非情に興味深い現象です。
 
この若者達が麻生氏を支持しているのは、
麻生氏が政治家にしては驚くほどアニメなどのオタク文化に詳しいという点が
大きいのであって、若者達は必ずしも麻生氏の政治・外交姿勢を
支持しているとは限りません。
 
しかし結果として、職のない(全員ではないだろうが)、
「社会的弱者」である若者達が、左派の福田氏ではなく、
右派の麻生氏を支持している点に、日本の特殊な現状の一端が
垣間見られるような気がします。
 
 
本来左派というのは、「社会的弱者の味方」を標榜します。
今の日本でも、左派と呼ばれる人達は、在日など、
元々社会的弱者と呼ばれてきた人達を支援しています。
 
しかし現実社会での本当の「弱者」が、
徐々に変化してきているのが見て取れます。
例えば在日は特権に守られているのに、在日ではない若者たちは
日本の談合体質的な社会から阻害され、職もなく苦しい思いをしている。
しかし社会的弱者の味方を標榜していた左派は、
そうした人達を保護してはくれない。
なぜならこうした若者達は、左派が守ってくれる
「弱者」のリストから外されているからです。
 
それどころか、左派と言われる団体の方が常に資金も潤沢で、政治家、
企業経営者、マスコミ、弁護士など社会的地位の高い人が多く、
むしろ自分達を搾取する存在となっている。
映画なども、左派映画を支援する企業は多いが、右派映画は常に金欠状態です。
社会の中枢を左派が握っているのが、現在の日本社会の特徴です。
 
そんな中、むしろ手を差し伸べてくれそうなのは、
麻生氏のような右派の政治家だった訳です。
 
これは、左右の支持者の逆転現象だと思います。
今や社会的弱者が右派を支持し、社会的強者が左派を支持する時代なのです。
政治の世界でも、大派閥や大企業は福田氏を支持し、
収入の少ない若者や若手議員が麻生氏を支持しました。
 
マスコミがネットにおけるマスコミ批判を弾圧したがっていますが、
彼等がネットでのマスコミ批判に対して「ネット右翼」とレッテル貼りしようと
するのは、むしろ墓穴を掘っていると思います。
マスコミは旧来の「権力」概念に基づき、そうしたネットの若者達の声を
「権力寄りの行為」だと批判していますが、実はその逆で、実際の日本の
一番の権力であるマスコミに対して、反権力思想に基づいて批判しているのです。
 
教育学者の宮台真司氏も、ネットにおける若者の声を
「彼等の正義感に基づく行為」と分析しています。
宮台氏は元々左派の論客で、左派の間では現在は裏切り者呼ばわりされている
面もあるようですが、私に言わせれば現在の宮台氏は別に右寄りになっている
訳ではなく、単に現状を冷静に分析しているだけだと思います。
実際右派のことも批判していますし。彼は元々相対主義的な理屈優先の学者で、
今もそれは変わっていません。
 
 
ただ一方で、今回の麻生氏支持の合唱を見ても分かるように、
こうした「弾圧された人達」が集まると、どうしても熱狂的になります。
それは歴史的に左派の過激派運動なども同じでしたが。
 
しかも普段から弾圧されているために、自分達よりも弱そうなものを見かけると、
勝者の快楽を味わいたくてその弱者を攻撃するような習性もあり、それが
「安倍いじめ」やブログ炎上を引き起こすネットイナゴにもつながっています。
かずさんも指摘されていました。
 
そういう意味でも、人権擁護法案など、これ以上若者の言論の自由を
弾圧するような政策はむしろ危険を増大するのであって、
ガス抜きこそ必要だと思います。
今回の麻生氏の総裁選立候補は、少なくても運動に参加した若者たちにとっては、
そうした効果があったのではないかと思います。
 

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