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日本の平和と憲法9条の影にあるもの(太一)

(以下は2008年5月に書いた記事です。)
 
5月29日の報道ステーションで、
<アフリカに根付く日本の“憲法9条”>
という特集がありました。
 
特集の中身としましては、紛争の続くアフリカ諸国の中で、
戦争を放棄した憲法9条を持つ日本を見習おうという議論がある、
ということを紹介していました。
 
キャスターの古館氏は、憲法問題に直接コメントはしていませんでしたが、
テレビ朝日全体としては、「元祖である日本が改憲を目指すのはもっての外」
という意図もあるでしょう。
 
 
私は基本的に改憲派ですが、だからと言って、
日本の憲法9条の特徴の全てが無意味だとは思いません。
常に紛争が続き、国民が死に続け、一向に経済発展が進まない地域にとって、
日本の憲法9条のような概念も、一定の効果を挙げる可能性はあると思います。
 
ただ、紛争が続いている国と、現在の日本とを一緒に扱うことはできませんし、
また日本について語っていたアフリカ大陸の人の話に、1つ疑問を感じました。
日本の「いい面」だけを見ているのではないか?ということです。
 
その人は、日本は戦争をせず、戦争に参加もしないことによって、
経済を発展させ、現在の繁栄を築いている、のようなことを言っていました。
その人の視点からすれば、そこには一面の真理があると思います。
しかしその人は、今の日本の抱える問題点には気が付いていないでしょう。
 
日本で行われる教育やマスコミの報道とは裏腹に、
世界の発展途上国の中には、日本に好感を持ち、
日本に憧れを持っている人達も多いようですが、
実際以上に日本を美化し、日本の抱える問題点に
気が付いていない場合もあるように見えます。
 
 
問題の1つは、日本の平和は「一国平和主義」であり、
例えば比較的近いチベットでの紛争、さらにはアフリカ諸国の紛争に関しても、
多くの日本人は対岸の火事として無視し、自分達さえ平和ならいい、という、
無責任な態度を続けています。
 
これらは前に触れました、「悪魔の魂」とも言えるものです。
http://blog.goo.ne.jp/taichi200707/e/c86cba7579ea216bae1f68130d143386
 
~~~~~~~~~~~
愛と平和を歌う世代がくれたものは、
身を守るのと、知らぬそぶりと、「悪魔の魂」。
隣の空は灰色なのに、
幸せならば顔をそむけてる。
~~~~~~~~~~~
(この前話題になった、桑田佳祐氏による詩です。)
 
 
こうした問題は、一見平和に見える日本国内にすら存在しています。
 
日本は拉致問題を抱えています。
大多数の日本人が見せかけの平和を享受しているだけに、
少数の被害者は国民からも無視され続け、
何十年間も想像を絶するような惨めな思いをしてきたのです。
まさに少数の被害者を犠牲にした上での「偽りの平和」と言えるでしょう。
「一国平和主義」の「一国平和」さえも、実は疑わしいものなのです。
 
拉致被害者の多くは日本政府に、北朝鮮に対する毅然とした対応を求めていますが、
憲法9条の壁があり、日本政府は毅然とした態度を取れません。
せいぜい、効果の少ない経済制裁を北朝鮮に実施するのみ。
自国民を守ることもできず、アメリカに頼ろうとする始末。
そのアメリカもアメリカの国益のために動いているのであり、
もちろん頼りにはなりません。
 
拉致被害者の方々は、長年国民から無視され続けてきたために、
広く国民に支持されることの重要性を痛いほどに分かっていますから、
9条改正などの問題に明確な発言をすることに二の足を踏んでおられます。
彼等をそのような状況に追い込んでいることを、我々国民は自覚すべきでしょう。
 
このような状態の国にとって、憲法9条が全ていいことばかりだとは
とても言い切れないのです。
 
 
憲法9条を支持する人も、支持せずに改正すべきだと思う人も、全ての人が、
少なくても我々の言う「平和」の影で、一部の人達は無視され続けてきた、
ということを自覚すべきではないか、と思います。
 

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