スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「よそ様への迷惑」を病的に恐れる日本人(太一)

(以下は2008年7月に書いた記事です。)
 
先日、日本の大学生がイタリア・フィレンツェの大聖堂に落書きをし、
停学処分と共にイタリアに謝罪に出向いたニュースがありました。
そしてこのニュースに関連して、以下のような記事がりました。
 
落書き:伊紙「あり得ない」 日本の厳罰処分に
http://mainichi.jp/select/today/news/20080702k0000m040123000c.html
 
ネットなどでは、大聖堂への落書きがどの程度悪くて責められるべきか、
ということが議論されているようです(日本国内でも)。
 
「行為はひどいが、解任や停学はやり過ぎ」(コリエレ・デラ・セラ紙)
 
というイタリア側の反応もあり、日本は非寛容、もしくは潔癖症なのではないか、
などという意見(日本人の意見)もありました。
 
 
しかし私の関心は全く違うところにありました。それは、
「日本の遺産への落書きだったらここまで騒ぎになっただろうか?」
ということです。
外国からの視線を病的に怖れる日本人の潜在意識によって、
外国の遺産への落書きだったからこそ、ここまで騒ぎになったのではないか。
 
日本の文化の中の主要な特徴の1つとして、「恥の文化」というものがあります。
また「迷惑」、特に「よそ様への迷惑」に敏感なのも特徴だと思います。
そうした特性により、
「よそ様(イタリア)に迷惑をかけてしまった!大変だ!また日本が叩かれる・・」
と病的に怖れる感情があったからこそ、ここまでの騒ぎになったのではないか。
 
「日本のメディアによる騒ぎは過剰だ」(メッサジェロ紙)
 
の理由もそこにあると思います。
こうした空気に一番敏感な存在がメディアでもあるからです。
 
高い交通費と長い時間をかけてイタリアまで再び出向いて謝罪に行ったのも、
そうした心理が背景にあるのではないでしょうか。
 
「落ちてしまった日本の評判を何とかして挽回したい」
という心理が強かったのではないでしょうか。
またそれを指示したのが大学側であったのなら、
「うちの大学の評判を少しでも回復しなければ」という心理も
あったかも知れません。
 
やってしまったことに対して、
「自分がどのくらい悪いと思うか」よりも、
「他人が悪く思っていないだろうか」という点を重視する。
自分発ではなく、常に他人を基準に行動するという日本人の思考回路が、
この件の奥に潜んでいるような気がしてなりません。
 
日本以外の国の多くは、他人がどう見るかよりも
「自分がどのくらい悪いと思うか」を優先すると思います。
そして自分が悪くないと思えば、他国がどう批判的に見ようと実行する。
諸外国と対等に外交を行うためには、そういう感覚が必要だと思います。
 
 
ところである人は、日本人の潔癖性を批判する声への反論として、
「日本人が潔癖なのではない。陰口を言われないように潔癖な振りをしているだけ」
と言っていました。
「陰口を言われないように」という部分は、私の指摘と関連すると思います。
そして私も、日本人は非寛容でも潔癖でもなく、
あくまでイタリアの視線に怯えて過剰反応しただけではないか、と思っています。
 
こういう日本人の意識が強く残る限り、いくら選挙で新しい政治家を選んでも、
日本国民から選ばれる限り、その政治家や官僚による外交は、
これから先も常に土下座外交、弱腰外交であり続けるのではないでしょうか。
 

にほんブログ村

国内ニュース ブログランキングへ
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

小野太一 わかやまかず

Author:小野太一 わかやまかず
当ブログはHN「太一」とHN「かず」による共同ブログです。
我々の許可なく記事を転載する事は禁止しています。

※このブログや記事の主旨を理解する気が全くない人のコメントは荒らしと見做して削除します。

当ブログでは、平和主義や弱者の味方を装いながら実際は平和を脅かす外国権力に媚び、弱者の人権を弾圧する、自称リベラル・売国権力への批判が中心ですが、保守派でも右派でもないため、保守派や右派に対しても批判をすることがありますので、保守派や右派の方はご注意ください。それは決して、当ブログが「中立」だと装う意味でもありません。全ての人間にバイアス(偏り)があり、中立な人間など存在しません。我々は、自分達がおかしいと思うものを批判するだけです。

また当ブログでは日本人の特性を痛烈に批判します。日本人批判をするとすぐに朝鮮人認定するネット住人がいますが、そうしたネット住人を社会から疎外している存在こそ、日本人の特性であり、ネット住人が日本人を手放しで称賛するのは、自分を阻害している存在を称賛するという矛盾があります。

とにかく当ブログでは、あらゆる権威や既存の価値観・分類と関係なく、自分の頭で考えて批判すべきものを批判します。読者の方々にも、「権威や既存の価値観と関係なく、自分の頭で考えること」をお勧めします。


にほんブログ村

にほんブログ村

にほんブログ村

国内ニュース ブログランキングへ

人権 ブログランキングへ

ニュース全般 ブログランキングへ

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。