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「あなた方と同じ」が正解(太一)

(以下は2008年9月、福田康夫氏が総理を辞任した時に書いた記事です。)
 
突然辞意を表明した福田首相。
話題の少ない総理大臣でしたが、辞任会見での、
 
「あなたとは違うんです」
 
という発言は話題になったようです。
「他人事に見える」という記者の質問に対する答えでしたが、
事勿れ主義の福田首相にとっては、その感情をあらわにしたという意味で
唯一興味深い発言だったかも知れません。
 
こんな記事がありました。
 
「あなたとは違う」発言に賛否両論 / 注目世論調査
http://news.livedoor.com/article/detail/3810978/
 
44%の人が「賛同できる」
56%の人が「賛同できない」
という結果だったようです。
 
一見「賛同できない」の方が多いのですが、
支持率20%台だった福田首相にとっては、
あの発言が意外と「支持された」と言っていい結果だと思います。
支持率からすると、約20%の上昇です。
元々福田首相を支持しない人が福田首相に好感を持つ可能性は低いからです。
 
「賛同できる」という意見の大半が、記者、マスコミを批判する声です。
事勿れ主義でつまらない福田首相が
珍しく感情を出したことへの驚きもあったでしょうけど、
無責任に悪口ばかり連ね、影響力だけは絶大なくせに
何の責任も取らないマスコミに対し、
心の中では常々批判的な感想を持っている国民も
実は多いということかも知れません。
 
 
さて、この流れからすると、筆者も「賛同できる」と答えそうなものです。
確かに感情的には賛同できます。無責任なマスコミを一喝するという意味では。
 
しかし筆者はあえて「賛同できない」に1票を入れてみます。
その理由は、この世論調査で「賛同できない」と答えた多くの国民の理由とは
「全く違う」ものです。
 
この発言の「中身が間違っている」というのが理由です。
福田首相は「あなたとは違うんです」と答えましたが、
本当の正解は、
 
「あなた方と同じですよ」
 
だと思うのです。
 
つまり、
「私はマスコミ、国民の皆さんと同じく、政治を人事だと思っている」
ということです。
 
もちろん、行政の最高権力者である総理大臣がそれでいい筈がありません。
だから福田総理は当然「全くダメ」な総理大臣なのです。
しかし民主主義国家である以上、国民もマスコミも同様に、
「政治は人事」であってはならないのです。
 
現状の日本の国民とマスコミは、政治を「人事」と捉えているように見えます。
政治だけでなく、外交、国益、公、全てについて
「人事」と考えているように見えます。
「公」という概念やその利益を考えることなく、
自分の周りの小さな集団の空気ばかりを読み、
自分の所属する小集団の仲間の利益だけを考え、平気で「公」を犠牲にします。
やるとすればせいぜい内弁慶な「身内いじめ」ばかりで、
外、特に外国の猛者に対しては、戦う前から腰が引けて逃げています。
彼等とまともな交渉をすることもできず、全て言いなりになってしまいます。
 
前に書いたエントリーにもありますが、
http://blog.goo.ne.jp/taichi200707/e/4c0176684f0e39b537fa0e92f4bfb954
 
一国のトップがこうもコロコロ変わるのは日本だけです。
 
確かに福田首相は全くダメな総理大臣ですが、
こうやってすぐに総理を辞任に追い込むのは今回が初めてではないのです。
記憶に新しい安倍総理の例もありますし、
その前から総理の在任期間がやたらと短いのです。
 
2代続いて「投げ出した」と批判するのがマスコミの主な論調ですが、
猿でもあるまいし、頭を使って、
「なぜ先進国で日本だけそういうことが起こるか」の理由を
もっと分析すべきでしょう。
総理個人の資質の問題だけとは到底言えないことくらい明白です。
 
筆者がとりあえず思いつく理由としては、
 
1.日本人は飽きやすい。
2.主体性がないので、政策実行に協力せず、文句だけを言う。
 
1はよく言われることでもありますが、
「政界のアイドル」だったあの小泉首相でさえ、
「もう飽きた」という言葉が何度も何度も聞かれました。
 
2については前にも言いましたが、
政策というのは一度ある程度の期間やらせてみないと効果は出ません。
間接的には国民の意思で選んだ総理なのですから、
一度はその政策に協力し、
その上でダメなら思い切りバッシングして辞めさせればいいのです。
しかし日本ではその「一度政策に協力」という部分が抜けています。
最初から文句を言い続けて終わりです。
 
文句があるのなら、より良い総理を選べばいいのです。
「選択肢がない」などの意見を耳にしますが、
それなら近所の立派な人や、あるいは自分自身を推薦して戦うべきです。
それもいないなら、日本人にはまともな指導者がいない、
ということになってしまいます。
政治は自分達で作るもの、という発想がないのです。
 
要するに、「政治を人事」と考えているとも言えるでしょう。
だからこそ、福田首相には、
 
「私が政治を人事だと思っているのは、あなた方と同じですよ」
 
と言って欲しかったのです。
福田首相は現代の日本人・マスコミを写す鏡のような存在だったと思うからです。
 

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